勘三郎さんの扇絵、粋だねぇ

タ・まご

2012年12月14日 22:48



雲の上  名優たちと  夢芝居


この扇に描かれた役者は、先日お亡くなりになった十八代目中村勘三郎でございます。

描かれている役は歌舞伎の名作「義経千本桜」の三段目「すし屋」の主な登場人物、いがみの権太
背景が、中村座の定の色になっているのも意匠ですね

  実は、左写真のように
  勘三郎さんが亡くなる直前の12/2、
  こちらの展覧会に行って来ましたが
  記事をアップしようとした矢先の
  訃報だったもので・・・
  ようやく記事になった次第

  「江戸扇絵展」
  12/1〜5まで、茅野市駅前ベルビア2Fの
  ギャラリー「活の森」で開かれておりまして
  出展者の是文(これふみ)さんは下諏訪町出身で
  知り合いの方でもあるのです

  扇絵師として、浅草文扇堂・四代目荒井修氏に師事。
  勘三郎さんの中村屋一門、坂東玉三郎さんや
  市川海老蔵さんなどの舞扇にも使用されています。



上段左=道成寺 上段右=茨木 下段左=紅葉狩 (いずれも歌舞伎演目)

  一枚一枚みなそれぞれに
  素晴らしかったのですが、
  全部は撮りきれず
  とくに気に入ったものを数枚
  是文さんの了解を得て
  撮らせていただきました
  




是文さんが来場しての絵付け実演も行われ、ワタクシもちょこっと体験してまいりましたが・・・一枚ずつがすべて手作業の世界ですから、集中力と根気、気力、もちろん絵心もなくてはいけませんし、大変なお仕事だと察せられます

気鋭の女性扇絵師・是文さんの手描きの舞扇、販売もしていたので、飾るところも無い拙宅ですが一本購入いたしましてございます

美しい扇の披露は、またいずれ正月にでも・・・ご期待あれ


本日の行動

102歳タマちゃん、ハイテンションのあとはこんこんと眠り続け・・・ようやく昨日あたりからまぁ通常に戻りましたが・・・そんなにはしゃべってくれませんでした

そのかわり、いつも食事は「あ〜ん」で食べさせていたのですが、眠り続けていたときはごはんもほとんど食べなかったので、よっぽどお腹がすいて本能が刺激されたのか・・・
自ら汁碗を手にもって食べようとしたのでございます
むろん、上手く出来ずに汁をこぼしてはおりましたけどね


  
  

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